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2024年4月28日の投稿1件]

最近、アマプラでGL要素のある映画を立て続けに観ました。
「お嬢さん」「西北西」「ユンヒへ」の3本です。たまたま邦画1本、韓国映画2本と、どれもアジア映画でしたが、それぞれ違った良さがありました!初見の方は先入観なく観た方がいいと思うので、人の感想を読むことはお勧めしません。だけど、その上で少しだけ語らせてください……。以下、ネタバレありの感想です。

・お嬢さん
一言、変な映画でした!でも好きだ……。
とにかく、GL要素こそあれ、芸術映画的な要素とエンタメ的な要素の両方が強い作品だと思いました。脚本自体が面白いというのもあるけれど、演出も描写もやっぱり総体として変!でもそこがいい……そんな映画でした。
最初はスッキに感情移入して観ていたので秀子お嬢様が悪人だと思ってしまいましたが、2章を見て、がっつり秀子のファンになってしまいました。お嬢様のように見えて苦労人で、だけど意地悪さや人間らしさもあるのが最高ですね……。
朗読会だったり上月の折檻だったりアート系寄りのシュールな描写も多いのですが、ちゃんとストーリーがエンタメ風にどんでん返しになっているのがすごいと思いました。
シュールな映画が苦手じゃない人にはぜひ見てほしいです。不気味さとコミカルさとエンタメさのバランスが抜群で、しかもそこにGL要素もあるという素晴らしい映画でした。Wikipediaのジャンル的にはサイコスリラーとのことですが、果たして合っているのだろうか?

・西北西
日本の映画です。お嬢さんとは打って変わって、リアル系の静かな映画でした。GLがメインテーマかというとそうでもないのですが、レズビアンの描写がリアルで良かったです。
主演の韓英華さんがあまりにも良かった……。あんな人、ビアンならみんな好きになってしまいますね。恋人と真摯に向き合えない不器用なところもあるけれど、留学生のナイマに不真面目な態度を取ることのできない人の良さが素晴らしい……。
恋人の入院に立ち会えない、親の不理解、異性との不和など、テンプレ的な展開もありますが、6年前の映画なら仕方がない。それよりナイマとケイの関係性とかに見所があるなと思いました。二人が安易に恋愛関係にならないのも良かったです。
最終的な、目の前の関係性をちゃんと直視しよう、という落としどころは普遍的ですが、それはそれでいいなと思いました。監督の情報は少ないのですが、もっと追ってみたいと思えた作品です。

・ユンヒへ
今回見た中で、最推しの作品です……。設定自体は重いのですが、それを感じさせないストーリー展開と描写の良さで、とにかく好きな空気感の作品でした。
この作品の何がすごいかって、物語の核心にあたる部分は細かく描写するでもなく、最後の方のモノローグで触れるだけなのに、物語全体に強い印象を残しているところです。なんとなく途中で主人公二人にGL的な展開があったんだなとわかるんですが、その匂わせ方の自然さがすごいなと思いました。
自然さという点でいえば、主人公のうちの一人のジュンが顧客の女性と懇意になりかけるシーンの自然さもすごく良かったです。ただ、一言二言会話して食事に誘うだけなんですが、いまだかつて大人の女性同性愛作品で、これほど自然に恋愛関係を匂わせる描写ってあったでしょうか?いつか私もこんな描写ができるようになりたいぜ……。
さらに、GL以外の、母と娘、叔母と姪、元妻と元夫といった関係性の描写がすべて丁寧なのも良かったです。一番好きなのはジュンと叔母が父の墓参りあとに抱き合うシーンなんですが、あのなんともえいない切なさが最高でしたね……。
決して明るい作品ではないので万人にはお勧めできませんが、作品に通底する切なさと人間関係の良さがすごいので、ぜひ気になった方には見てほしい作品です。

やっぱり映画は楽しいですね!GL映画はなるべく名前を知ったら全て観たいと思っているのですが、まだまだ開拓できていないものばかりなので、今後も楽しみです。
畳む

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