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2024年2月23日の投稿1件]

百合の話ではないですが、休日だったので、満喫の長時間プランを使って進撃の巨人を一気読みしてきました。もともとアニメ1期くらいまでは追っていたのですが、その後忙しくなり離脱。しかし、完結後の周りの友人の評判がやたらと良かったので、ずっと読みたいと思っていたのです。
結局、11時間くらいかかりましたが、全34巻を無事に完走。すごく良かったので、以下ネタバレ感想を語らせてください……。

一番良かったのは、ご都合主義にならずに現実の厳しさをちゃんと描いているところです。主要人物に完全な善人がいなくて、安易な勧善懲悪にならないところがすごくいいなと思いました。わりとシビアで救いのない展開も多いのですが、そうだよな、現実は甘くないよな……としみじみ浸りつつ読むのが楽しかったです。作中の人物は常に厳しい選択を迫られるのですが、結果がどうであれ、皆人間味のある葛藤をしているのもいいなと思いました。
例えば、リヴァイ兵長がアルミンかエルヴィンどちらか一方を救う選択を迫られるシーンがすごく好きなんですが、辛いシーンですよね……。あれは任務中に夢に固執する判断力不足を見据えての切り捨てなのか、叶えられない夢を見させないための優しさなのか、解釈の余地があるところが良かったです。

もう一つ、構成が凝っているのも素晴らしいなと思いました。物語の時系列が結構錯綜するのですが、それがいい感じに謎が謎を呼ぶ展開になっていて、なんてすごい構成なんだ……と感動しました。普通の作品だったら、巨人の謎なんか終盤で明かすくらいのインパクトがあると思うのですが、それを序盤で明かして、あれだけ話を広げられるのがすごいと思いました。
そしてやっぱり人物の過去編はずるいですよね……。わりと主要キャラの中でも悪人っぽい描かれ方が強かったジークとか、過去編で結構感情移入してしまってやばかったです。巨人になったときにやたらと野球の話をしていたのは、子供の頃の思い出のせいだったんだなとか……。世界には善も悪もないというのが作中の一つのテーマだと思うのですが、それを丁寧に描いているのが素晴らしいなと思いました。

ところで、推しはハンジとサシャだったのですが、まさか二人とも死ぬとは……。サシャは普通だったら最後まで生き残りそうなキャラだと思うんですが、あまりにも無慈悲な死に方すぎて悲しかったです。でもそういう展開がまた好きなんだ……。男性キャラだと、ライナーが結構好きだったので、生き残ってくれてよかったです。
しかし、34巻でこれほど重みがある漫画が描けるのはすごいですよね。正直、序盤を読んでいた時点では、クリスタとユミルの百合について感想を書いてやろうなどと思っていたのですが、その後の展開があまりにも激しすぎてだいぶ昔の記憶になってしまいました。
1日で消化するには味がありすぎる作品だと思うので、連休中しばらく余韻に浸りたいと思います……。畳む

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